研究グループ紹介
筋グループ
臨床と多層性オミクス解析で挑む、筋疾患の謎と治療への道
筋グループでは、名大病院および関連病院からの依頼により、年間80〜100件程度の筋生検を施行し、得られた検体を診断や研究に活用しています。また、鈴鹿病院においても難治性神経筋疾患の診療に携わり、臨床現場に根ざした研究を推進しています。
研究面では、筋生検組織や血液を用いた病理学的評価に加え、ゲノム解析・トランスクリプトーム解析・メタボローム解析といった最新の網羅的解析を組み合わせ、病気の発症メカニズムを分子レベルで解き明かしています。これまでに、封入体筋炎(IBM)の臨床病理学的特徴や骨格筋代謝異常の解明、移植後GVHD筋炎など難治性筋疾患の特徴の同定、さらにはロボットスーツを用いたリハビリテーション効果の検討など、多角的な研究を行ってきました。
基礎研究と臨床研究をつなぐ「トランスレーショナルリサーチ」により、診断精度の向上や新規治療法の開発に資する知見を発信し続けています。今後もさまざまな研究機関との協力を通じて、患者さんとご家族に貢献できる医療の実現を目指してまいります。