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研究グループ紹介

研究グループ紹介

ALS研究グループ

最も致死的な神経変性疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病態解明を目指しています。

筋萎縮性側索硬化症 (ALS) は成人以降に発症し、全身性、進行性の筋萎縮・筋力低下をきたす予後不良の神経変性疾患です。ALSは大脳皮質運動野に存在する上位運動ニューロンと脳幹脳神経核や脊髄前角の下位運動ニューロンが選択的に細胞死に至ります。ALSの進行を十分に抑制する治療法は未だ開発されていませんが、近年の精力的な研究によりALS病態の理解には革新的な進歩がみられています。ALSの運動ニューロンやグリア細胞では核タンパク質であるTDP-43が核から消失し、細胞質で凝集体として蓄積することわかっています。
このTDP-43の凝集体毒性と機能喪失病態がALSの発症や進行の主要病態であると考えられていて、我々のグループはTDP-43焦点を当てて研究を行っています。既にIKKβというリン酸化酵素がTDP-43の細胞質凝集体を選択的に減少させること(Iguchi et al., J Cell Biol, 2024)や、TDP-43の機能喪失が運動ニューロン変性に直接的に影響すること(Iguchi et al., Brain, 2016)、その一因としてNEAT1という非翻訳長鎖RNAの低下(Kawakami et al., Brain Communi, 2025)を報告しています。.